まずは、梅干やレモン、オレンジを想像してみてください。あの酸っぱさ、それが「クエン酸」です。また、あらゆる酢にもクエン酸が含まれています。

クエン酸とは、その名前から想像できる通り、また梅干などを例に出したように、酸味のひとつです。酸味にもいろいろありますね。台所にあるような食酢のように刺激的なにおいのする酸味が印象が強いかもしれません。

しかし、クエン酸はそのような酸味ではありません。クエン酸は蒸発しない性質を持っているので、つんとくるようなにおいはしないのです。さらに、クエン酸の酸度は胃液の塩酸の180分の1、食酢の酢酸の3分の1と、弱いのです。つまり、酸味の中では穏やかな味といえます。こう書くと「においもなければ酸味も弱い、なんだか頼りない」と思われてしまいそうですが、そんなことはありません。実際に、酸度(酸っぱさ)が3倍の酢酸に比べて、有機酸(カルシウムの吸収促進、コレステロール値の低下などの効果がある)の量は3倍にもなるのです。また、焼き魚に柑橘類の果汁を落としたり、お菓子作りの隠し味に使われる、清涼飲料水に使われるなど、味としても好まれやすい酸味なのです。

クエン酸は柑橘類に含まれていることが多く、「クエン」とは中国産のレモンの一種です。てっきり私は発見者の名前か何かかと思ってましたが意外ですね☆

さて。ここでクエン酸を含む主な食品を紹介します。酸を含む食品は、複数の酸を含んでいることが多いので味は食品によってそれぞれですが、どれもクエン酸を豊富に含むものです。

■~クエン酸を含む食品~
もろみ酢・黒酢・食酢といった、液体の酢
梅干。これは梅干1個に1グラムのクエン酸が含まれるというほど多く含んでいます。
レモン、グレープフルーツ、オレンジなどの柑橘類。(レモン1個には4グラムのクエン酸が含まれていると言われています。)


このように、私たちの身近にクエン酸は存在しています。



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