クエン酸について知ろうとする時、どうしても避けて通れないキーワードがあります。それが「クエン酸サイクル」。ここでは、クエン酸サイクルとはどのようなものなのかを説明します。ちょっとややこしい部分もありますが、

・「クエン酸サイクル=工場」
・「栄養=工場に運ばれる材料」 と考えてみてください。


■クエン酸サイクルの仕組み

* 私たちは、毎日の食生活の中で、たんぱく質・炭水化物・脂質といった栄養を取り入れています。それらの栄養素は体内で正常にエネルギーに変化しないと意味がありません。この、栄養素をエネルギーに変換する役目を持つのがクエン酸サイクルです。

* では、クエン酸サイクルとは、どのような「サイクル」なのでしょう。それは、私たちの細胞ひとつひとつの中にあります。そして栄養素が「クエン酸サイクル」の元まで届くと、クエン酸を起点に化学変化を繰り返します。その過程で8種類(クエン酸含む)の酸に変化しながら、最後にはまたクエン酸という形に戻る「サイクル」を持つ身体のはたらきです。

* 栄養素は、この化学変化の際、それぞれの酸の形になった時に、エネルギーに変換されたり、脂肪を燃焼したりと、体内で役に立つ形になるのです。

*工場に運ばれる材料(たんぱく質などの栄養素)が、工場内の機械(クエン酸を起点とする8つの酸)をめぐることで、役に立つ製品(エネルギーなど)に変わるとイメージしてみてください。


このように、体内に取り入れた栄養素を有効に活用するための働きが「クエン酸サイクル」です。逆に言えば、クエン酸サイクルが正常に作動しないと、栄養を摂ってもそれらは活躍する場を持たないままに体内で古くなることになります。するとそれらは、疲労物質や脂肪に変化して、体内に蓄積されてしまうのです。結果、疲れやすい身体、肩こりや頭痛、血行不良、血糖値が上がるなどの困った症状を引き起こすのです。

しかしうまくできていることに、クエン酸サイクルが正常に作動すれば、蓄積された疲労物質は化学変化の中にとりこまれます。また、クエン酸サイクルの化学変化は脂肪を燃焼するのです。ですから、疲労物質や脂肪が溜まっても、その後クエン酸サイクルを正常に動かすことができれば、体内に蓄積されたそれらの問題は解決していきます。


つまり、体内にクエン酸があるかどうかが、取り入れた栄養素が役に立つか邪魔者になるかの鍵になるわけです。

次のページからは、「クエン酸サイクル」という工場が、どのような役に立つ製品を作り出しているかを紹介します。



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